大規模地震の発生を想定した大磯町と湘南地域県政総合センターによる初の災害対策本部図上訓練が、昨年末に大磯町保健センターを主会場に行われた。
発災直後における災害対策本部の運営能力向上や体制の整備が目的。現実に起こりうる事態を想定したロールプレイング方式で、情報の収集や分析、応急対策の立案・調整・決定、関係機関との情報共有や連携などの訓練を実施した。
訓練では「オリンピック開催期間中に小田原沖を震源とする震度7の地震が発生。コロナ環境下にあり、出張のため町長は不在」という状況を想定。発災後、保健センターに災害対策本部が設けられ、本庁舎4階に設置した分離会場と電話やネット回線で連絡を取り合った。時間の経過とともに町内の被害や避難所の開設状況などの新しい情報が明示され、災害対策本部がそれらを基に自衛隊への災害派遣要請やコロナ陽性者の避難場所調整などの対応を行った。訓練後の検討会で中崎久雄町長は「今日の経験を昇華し、実際の有事の際は町民を救う思い一つで頑張ってほしい」と訓示した。
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