緊急事態宣言の再発令を受けて成人式をオンラインでの開催や延期・中止にした県内の自治体があったなか、中井町は1月10日に「成人のつどい」を開催した。会場を農村環境改善センターから中井中学校体育館に変更。検温や参加者記録票への記入など感染症対策を講じ、新成人約75人と保護者が1・5mの間隔を空けて参列した。
新成人代表の重永胡太朗さんが「今日を迎えることができたのは沢山の人のおかげ。仲間との縁を大切に自分の価値観を磨く人生にしたい」と発言。加藤里菜さんは新型コロナの影響下で感じたことに触れ、「毎日の小さな奇跡に感謝しながら生きる。管理栄養士を目指し、食を通じて人を笑顔にしたい。夢に向かってチャンスをつかむ努力をしていく」と述べた。
集合写真の記念撮影ではシャッターを押す時だけ新成人たちがマスクを外し、晴れやかな笑顔をレンズに向けた。ビンゴ大会と懇親会は取り止め、景品プレゼントで仲間との時間を楽しんだ。
大磯町は11日に大磯プリンスホテルで成人式を開催。「3密」回避のため中学校区ごとに分けた2部制とし、町とパートナーシップ協定を結ぶ株式会社アイネットの協力で会場内の二酸化炭素濃度のモニタリングも行うなど感染症対策を徹底して催された。
計230人の新成人が出席した式典では、町長や町議会議長の祝辞に続いて幼・保・小・中学校時代の恩師からのビデオレターが上映され、かつての教え子たちにエールを送った。
あいさつに立った大磯中学校区の別所拓真実行委員長は「多くの方の協力で、無事に式典を開くことができた。成人を迎えたみんなのつぼみが花開くことを願っている」と歌の歌詞を引用して語り、国府中学校区の本城遥基実行委員長も「世の中には悲しいこともあるが、悩み傷つきながらも前を向いて成長していこう」と力強く旧友たちに呼びかけた。
二宮町は動画配信
「町民の命を守ることを第一に考えた結果の苦渋の決断」として、二宮町は11日に予定していたラディアンホールでの式典を中止し、成人祝賀会実行委員会の企画イベントを延期した。町長の祝辞や新成人による「二十歳の決意」などの動画を1月25日まで配信。西山翔大さんは「日々当たり前に起こるような出来事に感謝しつつ、社会の一員として成長できるように努力する」と語った。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|