中井町議会は動画共有サービスYouTubeで議会報告会を開催する。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、参加者が一堂に対面する会場開催に代わる方法を取った。2月6日(土)正午から動画を配信する。
動画配信による議会報告会は初の取り組み。議会広聴委員会が中心となり、昨年11月から準備を進め、1月に撮影と編集を行った。「町議会議員と町長の選挙運動に関わる費用が公費負担に変わったことなど、町民に伝えるべきことがある」。戸村裕司議長は報告会の必要性を語る。
動画の内容は昨年の町議会と、総務経済・文教民生の2つの常任委員会の活動について。新型コロナ対策における町独自の支援策や東名インター周辺の開発事業などに触れている。視聴しやすいよう、動画が3本に分かれていて、それぞれの長さは約6〜7分。報告内容によって撮影場所を変える工夫を凝らし、議場のほか建物の形がユニークな砂口配水池、中村小学校の3カ所で撮影した。また、スライドや写真も動画に盛り込んだ。
2月1日に発行した議会だよりに、報告会資料と動画にアクセスする二次元コードなどを掲載している。今後の議会報告会に生かしたいと、アンケート用紙も入れた。議会や町政に対する意見・質問を書き込む欄もあり、3月15日(月)まで回答を募る。
意見箱を開設
議会報告会は意見交換の場でもあるが、動画配信では町民の声を直接聞くことが難しいことから、「広聴ご意見箱」を設けた。郵送や持参、ファックス、ネットフォームで意見・質問を受け付ける。必要ならば個別に回答したり、議会だよりなどで公開したりすることもあるという。
戸村議長は「コロナ禍で町政や議会の動きが見えにくく、また伝わりにくくなることが懸念される。YouTubeという『器』を借りてこれまでの開催方法では参加できなかった人や若い世代などより多くの町民に議会報告会を見てもらいたい」と話す。報告動画はDVDの貸し出しを利用することができる。
問い合わせは議会事務局【電話】0465・81・3905。
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