二宮町山西にある「ふたみ記念館」で、一色小学校児童の図画作品を展示している。昨年10月に二宮西中学校から始まった「にのみや子ども作品展」の第2期展示で、2月14日(日)まで。
1年生が制作した貼り絵や、物語の一場面や「ふしぎな乗り物」を描いた2〜4年生の絵画など、学年ごとに取り組んだ作品約180点は想像力あふれる力作揃い。5年生は「色を重ねて広がる世界」と題し、ユリやツバキ、シラギクなどの植物を多色刷り版画で表現した。巧みな構図の取り方や色の組み合わせが光る。6年生による水彩画は、国語の教科書に載っている宮沢賢治の童話『やまなし』を絵にした作品。カワセミのくちばしが魚を捕らえた緊迫の瞬間、カニの兄弟と水のゆらぎや光が幻想的な川底の世界などが描かれている。「高学年になると描写が細かくなりますね」と来館者の男性は話した。
子ども作品展はリレー形式で第5期まで続く。今後は二宮小学校2年生と5年生の絵画(2月17日(水)〜28日(日))、山西小学校児童の書写(3月3日(水)〜14日(日))、二宮中学校(3月17日(水)〜28日(日))の美術作品を発表する。
入場料無料。常設展を観覧する場合は一般200円、中学生以下無料。同館は地元出身の洋画家・二見利節(1911〜1976)の作品と関連資料を保管・展示している町の施設。午前10時から午後4時(入館は3時30分)まで。月・火曜日休館(祝日の場合は開館して翌日休館)。問い合わせは【電話】0463・70・3210。
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