二宮町議会定例会が、議員提出議案1件を含む26議案を可決して3月18日に閉会した。2021年度予算は一般会計・特別会計のいずれも原案どおりに成立したが、一般会計予算は7対6で可決。予算案の表決を前に、賛成と反対それぞれ5人ずつ計10人の議員が討論に立った。
反対討論を行った議員らは、700万円を投じる町立体育館トレーニングマシーン購入や公共施設再配置、生涯学習センターラディアンの長寿命化計画などに疑問を呈した。ラディアンの改修に向けた基本設計委託料だけで20年度と21年度合わせて2千万円以上の予算が計上されることに異を唱えた。このほか「新型コロナ対策に町としての施策を盛り込む必要がある」「東大果樹園跡地の活用は自立運営の方向性が見えず、未来につながる事業と思えない」などと発言。賛成する議員の中からも予算の問題点を指摘したいという意見が上がった。
新庁舎整備練り直しへ
ラディアン周辺を候補地とする役場新庁舎整備について、村田邦子町長は定例会の施政方針演説で20年度中の基本計画策定を取りやめる考えを明らかにした。二宮駅北口からラディアンにかけて庁舎を含めた公共施設や公共空間を一体で検討し、「(仮称)駅及びラディアン周辺施設まちづくり計画」を策定する方針を示した。
大磯・中井町議会
2月15日から3月18日まで開かれた大磯町議会3月定例会では、まちづくり基本計画の策定や副町長の選任、20年度補正予算と21年度予算など25議案を可決した。
中井町議会は3月2日から12日まで定例会を開催。21年度からスタートする第六次中井町総合計画後期基本計画、新年度予算など27議案を原案可決・同意した。
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