JR大磯駅前の「湘南ギャラリーえん」で、陶芸家・石川秀隆さん=人物風土記で紹介=による「老梅焼(ろうばいやき)」の作品展が催される。4月22日(木)から26日(月)まで。観覧無料。
山梨県の道志村に工房を構える石川さんは、55歳から陶芸を始めた異色の作家。老木になっても花を咲かせる梅の生命力に引かれ、長い年月を経た梅の木の肌のように深く、複雑なひびを入れて焼き上げた「老梅焼」を考案して作陶を続けている。千利休が初代長次郎に作らせた工法と同じ、ろくろを使わず、手びねりで一つひとつ丹精に形成する手法を用いて、唯一無二の作品を生み出す。他に類を見ない作風が国内外で高い評価を得て、様々な美術展で受賞。英国王立美術協会名誉会員にも選ばれている。
大磯での作品展は初めて。他の作家からギャラリーの評判を聞き、訪ねた際の雰囲気とオーナーの人柄に引かれて開催に至ったという。「ダイナミックで自由な発想に満ちた作風に、わくわくさせられる」と同ギャラリー。
約200点を展示
今回の作品展では老梅焼の茶碗や皿、マグカップなどの食器類をはじめ、花器や茶器、ペンダントヘッドなどのアクセサリーを含む約200点を展示。「大磯で初の展示会。皆様にお会いできることを楽しみにしております」と石川さん。
展示は午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。作家も在廊。問い合わせは湘南ギャラリーえん【電話】0463・62・1888へ。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|