大磯警察署(日原修署長)に5月10日、シンボルマスコットの「アオバト号」と「ヤマガラ巡査」が誕生した。警務課住民相談係の武田奈々さんが考案したキャラクターで今後、同署の広報活動などで活用される。
アオバト号とヤマガラ巡査は、大磯署が管轄する大磯町と二宮町の「町の鳥」がモチーフ。ハマヒルガオとカンナの「町の花」も身に付けている。青パト(青色防犯パトロール)にかけたアオバト号は地上を、ヤマガラ巡査は空から地域をパトロールして地域の安全を守るコンビだという。
誕生の背景には、昨年から続くコロナ禍がある。感染防止対策で交通安全キャンペーンや振り込め詐欺防止を目的とした高齢者宅への戸別訪問などができなくなったことから、警察活動に欠かせない地域住民とのコミュニケーションがとりづらいことが課題となっていた。そこで、大磯署が配布する啓発物やチラシなどに盛り込むことで、地域へ同署からのメッセージとわかりやすく、また興味を持ってもらえるようなマスコットを設けることが企画された。4月に署内でアイデアを募ったところ署員から18点が寄せられ、署長や各課の課長らでつくる選出委員会で投票を行って「管内2町の要素を盛り込んだ、大磯署のマスコットにふさわしいデザイン」と武田さんのキャラクターが選ばれた。
10日が愛鳥週間の初日にあたることから、デビュー日に決定。武田さんは「幅広い層に親しみを持ってもらい、これから大磯署のマスコットとして広く認識してもらえれば」と思いを語った。
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