中井町の消防力向上や防災に役立ててほしいと、中井生コン株式会社=同町遠藤=の代表取締役・曽我和久さんが同町へ300万円を寄付した。6月2日に町役場を訪れ、杉山祐一町長へ小切手を手渡した。
曽我さんは、町内7つの分団を率いる中井町消防団の団長。「自分たちの地域は自分たちで守る」という社会奉仕の心で22年間、活動を続けてきた。今年度をもって団長の任期を務め上げる予定だという。「団員とその家族の協力のおかげ。消防団にも町にもお世話になり、皆さんにお返しをしたかった」と話す。
自身も消防団活動に携わった経験を持つ杉山町長は「寄付金をありがたく活用させていただく」と謝意を述べた。
「歳を重ねて地域をよくしたいという思いが強くなった」と曽我さん。コロナ禍で思い通りに消防団の訓練ができない状況だが、4月に新団員11人が加わった。「いつ起きるか分からない災害に備えていく」と話した。
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