二宮町の落花生栽培再興にむけて活動する若手町民グループ「二宮落花生再生プロジェクト」による落花生栽培が、今年4月から二宮町山西の畑で行われている。
3年後をめどにメンバーの農業技術の習得や自然農法による畑の土壌改良などに取り組む1年目。6月12日には畑の草刈りと、刈った草を米ぬかと一緒に畑にまくことで土中の微生物を活性化させて作物の成長を促す作業を行った。自然農法を指導する二見幸夫さんは「今年は皆さんに自然農の基本を身に付けてもらうと共に、未肥料でどこまで育つか、土中環境を改良することで連作にむかない落花生を連作できるようにできないかなど、色々なことを試して課題を見つけていきたい」と語る。収穫は10月頃になるという。
落花生は「半立」という品種をメインに、二宮町の原種も手に入れて植えた。生育に良い影響を与え合うコンパニオンプランツとして近くにインゲンやトマトなども植え、鳥獣対策として畑の周りにエゴマなども育てる。プロジェクトリーダーの阿部正美さんは「皆さんと一緒に勉強し、3年後に良い形にできるよう頑張っていきたい」と話している。
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