約600の地元商工業者が加盟する大磯町商工会は、5月24日に開催した総会で役員の改選を行い、新会長に元商業部会長の芦川博昭氏(59)を選任した。副会長は株式会社湘南マツダの小林茂樹氏と有限会社マルジンの片野哲生氏が務める。
芦川氏は大磯で約90年の歴史をもつ芦川酒店の店主。大磯町観光協会の理事や大磯左義長保存会の会長などを歴任し、同商工会では商業部会長として地元産米を使った甘酒や焼酎などの開発、地域経済の活性化を目的とした冊子「大磯エール」発行などの企画の中心的役割を担ってきた。
就任に際し「これまで商工会の理事としてお聞きしてきた色々なご意見を参考に考えてきたことを今後の商工会活動にどんどんぶつけていき、地域の皆様の生活を満足してもらえるようなものにしていきたい」と語り、とくに力を入れていく3つの取り組みを挙げた。「一つ目は2023年10月に始まる『インボイス制度』について勉強会などを開きながら会員の周知を図り、希望する事業者がスムーズに登録できるようにお手伝いをしていく。二つ目は、商工会のホームページをリニューアルして会員店舗を掲載し、会員が簡単に内容を更新できるようにすること。三つめは町や観光協会と協力しながら、大磯ブランドの商品づくりを行うなど『大磯らしい潤いづくり事業』を推進していくこと」
コロナ後見据え
昨年の商工会は、会員から寄せられた1000件を超えるコロナ対策に関する相談に寄り添い、補助金や融資の申請などに協力してきた。今後について芦川会長は「コロナ後を見据えて委員会の再編などに取り組み、時代に合った新しい事業やイベントを模索していく。会員も自分の仕事にプラスとなるような委員会に所属してもらうことで、モチベーションを高く活動してもらえるようにできれば」と語った。
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