「にのみや観光フォトコンテスト」の写真部門で推薦を受賞した 内山 昌俊さん 二宮町二宮在住 79歳
まだ見ぬ二宮の魅力に焦点
○…第26回にのみや観光フォトコンテストの写真部門で最優秀にあたる推薦を受賞した。作品タイトル「海霧燃え立つ浜辺」。海水温と気温の差で霧が生じる現象と、夕日に染まる梅沢海岸をとらえた。近所の浜へ散歩に出たところ、海上に霧がかかり、西側の陸地も真っ赤に見えた。釣り人の姿が現れたとき「これはものになる」とシャッターを切った。昨年に続く2度目のフォトコン応募で初入賞した喜びは、ひとしおのようだ。
○…コロナ禍で家にいる時間が増え、カメラ専門誌を読み込んで撮り方を研究した。その場に行けば誰でも撮れる風景写真とは一味違う、「見た人に物語性を感じてもらえる写真が理想」という。写真を始めたのは70歳を過ぎてから。愛好家団体の全国写真連盟神奈川県本部に所属する。審査会で入選することも増えた。「うれしくて益々やる気が出る」。二宮カメラクラブ会員。
○…二宮町出身。「家から海パン一丁で海に泳ぎに行った。海岸にバンガローもあった」と少年時代の思い出を語る。元銀行マン。退職後は企業の監査役への就任を勧められたが、新しい職場を自ら探し、介護老人保健施設事務長の職を得た。経営を安定させた手腕を乞われ、経営難を抱える高齢者施設へ移籍。職員が仕事にやりがいを感じられるような報酬を維持し、入所待機者のために空き部屋を一日もつくらない施設運営をするなど改革に動き、約4年で累積赤字を解消した。
○…上町町内会の会長を務めた。「新しく移り住んだ人に地域になじんでもらえるよう、町の活性化へお手伝いができれば」。健康に気づかい、積極的に体を動かし、ゴルフの練習で汗を流す。岩塩と炒りごまを食事に取り入れている。「毎日忙しい」とにっこり。
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