明治記念大磯邸園の整備を進める国土交通省関東地方整備局と県、大磯町は、先ごろ同園の運営や活用方法などについて意見や提案を求めた民間事業者との個別対話の結果について公表した。
この対話は2024年度に予定されている全面開園に向けて民間のアイデアを聴取し、同園の歴史的建造物や庭園の活用方法、同園全体の維持管理・運営のあり方などの検討材料にするために実施されたもの。今年3月から4月にかけて10社と個別対話を行った。
体験型の活用案も
民間事業者からは、西園寺別邸跡(旧池田邸)を活用したレストランやカフェなどの提案が複数あったほか、宿泊やグランピング、特産品ショップ、ウェディングなどのアイデアも出た。他の邸宅や庭園についてもワーケーションや学習施設、昔ながらの入浴体験、ガーデンパーティーなどイベントでの活用といった案が上がり、実現性や設備などについて意見交換が行われた。
また同園全体の維持管理・運営については、独立採算による運営は難しく、国からの委託料による運営が望ましいとする意見が大多数を占めた。
国・県・町では民間対話の結果を踏まえて、今後の邸宅の改修設計や維持管理・運営事業の公募条件などを検討し、全面開園に向けた準備を進めるとしている。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|