県は8月30日、大磯町に津波災害警戒区域を指定した。最大級の津波が押し寄せた場合に被害が出る恐れがある区域に警戒避難体制の整備を促すためのもので、今年3月に指定を受けた藤沢市、二宮町に次ぐ県内で6番目の指定。大磯は最大で高さ17・1mの津波が3分で到達すると予測された地点もある。
指定区域は2015年に県が公表した津波浸水想定の範囲と同じ、沿岸部や花水川・不動川の河口付近、町役場以東の国道1号線より南側など。指定に伴い、浸水深に津波が建物に衝突した際のせき上げ高を加味した「基準水位」が10m四方ごとに0・1m単位で示され、津波発生の際に避難すべき高さが明確化された。町危機管理課は「指定区域内の津波避難ビルや要配慮者利用施設の確認を行い、地域防災計画の見直しや新しい津波ハザードマップを作成する」と話している。
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