県平塚土木事務所と大磯町は、不動川の国府橋周辺で河川改修と橋の架け替えに着手すると発表した。2024年度の完成を目指している。
町の中央部を流れ、河口付近で葛川と合流して相模湾に注ぐ不動川。国府橋付近は河川の断面が狭いボトルネック箇所になっており、近年の都市化の影響で水害の危険性が高まっていることから早期の改修が求められていた。平成初期に発生した水害を受けて、下流から河川改修が進められており、このほど地元関係者との調整が進んだことから今回の事業計画が発表された。
すれ違い可能に
事業計画では国府橋周辺約100mの護岸工事を行い、川幅を現況の10mから16mに拡幅。大雨などの際のスムーズな川の流れを確保する。国府橋も延伸し、幅員も現況の幅4mの車道と2mの歩道から、幅3・25mの車道2車線と2・2mの歩道2本に架け替える。
現在の国府橋は橋の上で自動車同士がすれ違うことが難しく、対向車がある場合、一方が橋の手前で停車して交互に譲り合って通行することが暗黙のルールになっている。交通量が増える時間帯には橋の両脇で渋滞が発生し、路線バスや救急車両も通行するため、以前から橋の改善を求める声が上がっていた。
計画では21〜22年度に護岸工事を行い、23〜24年度に橋の架け替えを行う予定。事業が進めば通行規制が行われ、う回路などを利用する時期も出てくる。県と町では「まだ業者を選定している段階で具体的な工事スケジュールをお知らせできないが、住民説明を行いながら早期の完成を目指したい」と話している。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|