8月に開催された2つの全国大会で、大磯テニスアカデミーの選手が好成績を収めた。外池智稀君(開成町立文命中学校3年)は福島県で開かれた第48回全国中学生テニス選手権大会の男子シングルスで3位、井出璃々菜さん(桐光学園中学校1年)は大阪府で催されたDUNLOP全日本ジュニアテニス選手権2021の12歳以下女子シングルスでベスト8に入賞し、それぞれ全国の大舞台で実力を発揮した。
全国の強豪と熱戦
中学生プレーヤー日本一の座を目指し、全国各地の代表選手32人と競い合った外池君。「気負わずに行こう」と臨んだ大会だったが、初出場の緊張から初戦、2戦目ともに相手のリードを許す展開からの逆転で辛くも勝利を拾った。迎えた準決勝、この大会で優勝することになる愛知県のシード選手との対戦は、身長差20cm以上の高い打点から放たれる高速サーブに苦戦を強いられた。劣勢が続く中でも攻めのチャンスを伺い、2度のブレイクを奪うなど善戦したが形勢は覆らず惜敗。全国3位という結果に「入賞できるとは思っていなかったので、うれしい」と喜びつつも「攻めなければ勝てない。サーブなどを強化して、次は全国制覇を目指したい」と力強く誓った。
関東代表として大会に臨んだ井出さんは、大会前に励んだサーブの安定性を高める練習が功を奏し順調に勝ち進んだ。準々決勝では対戦相手の巧妙なショットに翻弄され劣勢が続く中、持ち前の粘り強さを発揮して同点まで盛り返す場面もあったが力及ばず敗れた。「自分のテニスが通用する場面もあったが、それだけでは勝てなかった。攻めの姿勢で自分から決めるショットを増やしていきたい」と語り、「他の大会でも全国を目指し勝ち上がりたい」と意気込んだ。
2人を指導する小野峰樹コーチは「ゲームセンス抜群の智稀と、攻守のバランスの取れた璃々菜。さらに力をつけて活躍することを楽しみにしている」と期待する。
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