大磯警察署管内(大磯町・二宮町)の交通死亡事故ゼロの継続日数が、9月4日に連続1000日を超えた。県下54署のうち抑止期間が1000日を超えているのは、大磯を含めて4署のみ(13日時点)。同署では「1000日は通過点」と捉え、ゼロ期間の継続にむけて改めて気を引き締める。
同署管内では2018年12月9日に国道1号で発生した車両同士の事故で1人が亡くなって以降、交通死亡事故が発生しておらず、同署の最長ゼロ継続日数を更新し続けている。これ以前の最長期間は、16年7月17日から18年12月8日までの875日間。管内では14年に2件、15年に2件、16年に1件、18年に1件の交通死亡事故が発生していた。同署では県下で発生した交通事故の分析結果や管内の交通情勢の変化などを基に、関係機関・団体と連携した交通安全の街頭キャンペーンや、重大事故に直結する恐れのある違反の重点的な取り締まりなどを行ってきた。交通課では「街頭活動や子どもたちの見守り活動は関係機関の協力があってこそ」と感謝する。
気持ち新たに
1000日更新を記念して、大磯署は9月14日に式典を催した。署員や第二交通機動隊などのほか、来賓として大磯地区交通安全協会と大磯二宮安全運転管理者会、交通安全母の会が出席。定年のためこの翌日に退任する日原修署長は「最後にこの日を迎えられたことを皆様に感謝する。だが1000日はあくまでも通過点。署員にはこれからもこの記録を更新し続けてもらいたい」とあいさつ、交通安全協会の小川芳明会長は「待ちに待った記録。署員の皆様の日夜の努力で私たちボランティアの夢を叶えてもらった。この記録が長く続くよう、我々も交通安全活動を推し進めていく」と祝辞を贈った。
大磯署管内の人身交通事故発生件数は、8月末時点で60件。このうち高齢者の関わる事故が41%(県平均33%)、二輪車事故が36・7%(同28・4%)。負傷を伴う中学生以下の事故はゼロで、県下では大磯署のみ。
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