大磯・二宮・中井版 掲載号:2021年9月24日号 エリアトップへ

光と祈りで節目を祝う 澤田美喜 生誕120年記念

社会

掲載号:2021年9月24日号

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薄暮にステンドグラスと階段が浮かび上がった
薄暮にステンドグラスと階段が浮かび上がった

 澤田美喜記念館で9月19日、大磯町の名誉町民でもある澤田美喜(1901〜80)の生誕120年を記念した催しが行われた。館内の礼拝堂で司祭らが祈りを捧げ、記念館へ至る階段に明かりを灯すと、薄暮に建物のステンドグラスが幻想的に浮かび上がった。

 新型コロナウイルスの感染予防のため、ごく少数の関係者のみで行われたこの催し。当日は澤田美喜のレリーフに花が供えられ、礼拝堂で参加者が祈りを捧げた。26聖人を表したという記念館前の階段にLEDキャンドルを並べて明かりを灯し、鐘の音を合図に、建物の前面にある6枚のステンドグラスが内側からの光で照らし出された。ステンドグラスは13世紀のデザインを模写してグリザイユ技法で制作されたもので、記念館建設の際に寄贈された。催しを企画した同館チーフアドバイザーの武井久江さんは「120年の節目に、美喜さんが遺した愛を形にして表したいと企画した。丘の上に建つ記念館は夕方に閉館してしまうので、ステンドグラスが輝く姿を見たことがある人はほぼいない。天に一番近い場所から光とともに美喜さんの思いを届けられれば」と話した。

リニューアル準備中

 澤田美喜は三菱財閥総帥の岩崎家に生まれ、外交官の澤田廉三と結婚して夫の駐在先で社会福祉活動などに携わった。戦後、混血孤児を救うため私財をなげうって大磯にエリザベス・サンダース・ホームを創設。基金を募るため米国で講演活動にも奔走した。記念館は熱心なクリスチャンでもあった美喜が蒐集した隠れキリシタンの遺物を展示する施設として1988年に開設されたが、現在、美喜の生涯や功績を後世に伝えることを主題にした展示替えやホームページのリニューアルなどの準備が武井さんらの手で進められている。

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