19都道府県に発出されていた緊急事態宣言が9月30日をもって全面解除された。それでもなお予断を許さない状況が続くなか、大磯町で毎年10月に開催されていた「大磯うつわの日」と、11月の「大磯ふれあい農産物まつり」の中止がそれぞれの主催者から発表された。いずれも2年連続。
参加者の安全を優先
大磯町内の店舗などで陶芸や木工、ガラスなどの作家が手作りのうつわを展示・販売する「大磯うつわの日」。昨年は感染拡大予防のため回遊イベントとしては中止したものの、有志が個々の会場で作品を展示する「勝手にうつわの日」が行われた。実行委員会では今年、2年ぶりの開催に向けて準備を進めていたが「安心安全に楽しんでもらうことはまだ難しい」と判断、9月下旬にSNSなどを通じて中止を発表した。岡村友太郎実行委員長は「イベントは中止になったが、各会場の展示がすべて中止になったわけではない。各作家のSNSなどで確認してほしい。来年こそ心置きなく楽しめるうつわの日を開催できることを願っている」と話している。
また収穫の秋を祝い、毎年11月にJA湘南大磯支店を会場に開かれていた「大磯ふれあい農産物まつり」も中止が決定した。例年、大玉柿やみかんなどの地場農産物の直売、マーチングバンドの演奏、大磯高校SF研究部によるヒーローショーなどで賑わいをみせ、一昨年前は約900人が来場していた。同支店と町産業観光課が事務局を務める実行委員会で開催の可否を協議していたが「まだ不特定多数の人々が集まれる段階にない」と昨年に続き中止の判断を下した。
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