「全校のみんなに喜んでもらいたい」。二宮町立一色小学校の6年生が、学校の中庭に地域住民と一緒にイルミネーションを飾った。昨年は臨時休校や行事の変更・縮小を余儀なくされた児童のために大人が企画。思いやりの心は6年生に受け継がれた。
今年はイルミネーションをどうするか、古正栄司校長が6年生にたずねると「自分たちで下級生に作ってあげたい」と返答があった。クラスの中から約10人が集まり、実行委員会を結成。昼休みに相談したり、電飾コードの長さを確認したりして準備を進めた。イメージ図も作成し、豪華に見えることにポイントを置いたという。
設置作業には大人の手を借りたいと、学校運営協議会へ協力をお願いした。12月11日に児童と教諭、PTAおやじの会の保護者、地域の人たち約20人が集合。2時間かけて中庭の池の周囲にイルミネーションを飾った。
「団結力の良さでできた」と男子児童。古正校長は「6年生に感心した。この子たちの気持ちは後輩にしっかり伝わるでしょう」と話した。
13日から点灯し、27日まで。帰宅を促す「愛のメロディー」が流れる午後4時半ごろまで灯す。
感謝のブルー 二宮中で点灯
二宮中学校では、校舎の北側3階から山の形を模したイルミネーションが輝く=写真。部活動を終えて下校する生徒を見送るように日没ごろから点灯。近隣住民の目も楽しませている。
コロナ禍の医療従事者へ感謝の気持ちを青い光で表し、学校運営協議会が昨年から始めた。「これからも地域の人に親しまれる学校づくりに取り組んでいきたい」と松本雅志校長は話す。午後7時ごろまで、年末と年明け1月も点灯する予定。
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