2022年の年頭に際し、中崎久雄大磯町長・村田邦子二宮町長・杉山祐一中井町長にインタビューを行った。共に任期最終年を迎えた3人に、まちづくりの展望を尋ねた。
大磯町
-昨年を振り返って
「新型コロナウイルスが依然として流行し、長い自粛期間が続く1年となった。町では町民の皆さんの安全・安心を最優先に、中郡医師会や私の知己の医師などにもご協力を頂きながら、集団PCR検査や神奈川モデルに沿った感染拡大予防策、ワクチン集団接種、商工会の協力による職域接種、体の不自由な方などへの訪問接種を実施。また各種給付金を通じて生活と地元経済への支援を行ってきた。混乱もなくワクチン接種が行えたことに感謝を申し上げたい。3回目の接種は1月中旬から接種券を送付し、2月中旬から開始予定。実施にあたっては予約や接種がスムーズに行えるよう体制を整備していく」
―町民へ
「新型コロナは一時期と比べ減少傾向にあるが、変異株などで先行きを見通すことが難しい状況。皆さんが新たな生活様式のもと、自分らしく暮らせるようなまちづくりを進めると共に、安全・安心なまちを目指し引き続き感染症拡大防止に全力を投じていく」
二宮町
-昨年を振り返って
「新型コロナウイルスに始まり、新型コロナウイルスで終わった一年だった。ワクチン接種では当初、予約で混乱が生じたが、2回目接種率が86・80%(12月16日時点)となり、無事に完了することができた。
新庁舎建設に向けては、全地区での説明会に続いて一昨年から町民ワークショップを開催している。町民の皆さんから様々なご意見もあるが、ご理解はかなり進んだと思う。前に進めていかなければならない事業であることには変わりない。小中学校に1人1台のタブレットを完備し、庁舎内でもズーム会議が当たり前になった。ウィズコロナに対応するデジタル化に追いつくのが難しい高齢者などにも配慮し、誰も取り残さない形のデジタル化を進めていく」
-町民へメッセージを
「長年住んでいる人も移住者も、二宮町は町民の繋がりが深いまちであると感じている。今年も皆さんが安心して元気で楽しく暮らせるまちになるように頑張ります。コロナに負けず、一緒に進んでいきましょう」
中井町
-昨年を振り返って
「一昨年に続いて新型コロナウイルスに悩まされた。8月中旬から9月にかけて町内で感染症患者が急増し、100人を超えた。10月は1人、11月は3人にとどまり、感染防止対策に努めてくださった町民の皆さんのおかげだと感謝している。
足柄上郡5町合同でワクチンの集団接種を行った。3回目接種については、昨年のように予約の電話がなかなか通じないという事態を避けるため、65歳以上の方については『Aさんは何月何日に来てください』と日時を指定して接種券一体型予診票を順次送り、都合がつかない人だけ連絡してもらう方法にする。医師会と日程や会場などを最終調整していて、詳細が決まり次第、皆さんへお知らせする」
-町民へメッセージを
「第6波が来るといわれ、オミクロン株のこともまだよく分からない。依然として感染症が収束に至っていないので、密を避け、マスクを着用し、手指消毒とうがいを徹底していただきたい。コロナに負けないよう、町民の皆さん、一緒に頑張っていきましょう」
※続きは次号以降で掲載
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