中井町の成人のつどいが1月9日、中井中学校体育館で開催された。新成人99人と保護者、恩師などが出席し、杉山祐一町長と岩本明人教育長が祝辞を寄せた。
新成人の代表者2人が「はたちの声」を発表。石黒佳和さんは「今日を迎えることができたのは家族やお世話になった先生方、地域の皆様のおかげ」と感謝を伝え、保育園からの友人に努力し続ける姿勢を学んだことなどを話した。「進む道はそれぞれ違っても、自分たちには輝かしい未来が待っている」と希望を抱いた。航空業界での就職を目指す小川純花さんは「新型コロナで私たちを取り巻く環境が大きく変わった。変化する社会で何ができるかを考えなければいけない。大人としての責任を持ち、自分の道を進んで行きたい」と抱負を述べた。
成人の日の10日に大磯プリンスホテルで催された大磯町の成人式は、昨年同様に中学校区ごとに分けた2部制で実施。感染対策として検温やマスクの着用、会場内の二酸化炭素濃度のモニタリングなどが行われた。
式典では中崎久雄町長や竹内恵美子町議会議長の祝辞に続いて、中学校時代までの恩師からのビデオレターが上映され、「自分や周りの人を大切に」「コロナ禍だが、柔軟な心をもってピンチをチャンスに変えてほしい」などの温かな言葉を新成人たちは思い思いに受け取っていた。国府中学校区を代表してあいさつに立った今井柊汰実行委員長は「これまでは周囲に守られてきたが、これからは社会の一員として周囲を引っ張り、色々なチャレンジをすることになる。困難にぶつかった時は、大磯の友人や町のことを思い出して」と旧友たちに呼びかけた。
昨年はラディアンでの式典を中止した二宮町でも10日、2部に分散して成人祝賀会を開催した。午前の第一部には二宮中学校区の新成人が出席。村田邦子町長と来賓が祝辞を述べ、新成人の中村晃盛さんが「親に苦労をかけ、無償の愛を受けて大人になった。今度は私たちがお世話になった方々へ恩返しをする番」とお礼のあいさつをした。会場には、2013年に町内の海岸で台風による高波にさらわれた同級生2人の写真を手にした参加者の姿があった。
実行委員会企画として恩師からのビデオレター上映、林宝健人実行委員長のドローン操縦による集合写真撮影も行った。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|