新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止になった「大磯の左義長」の伝統を守ろうと、1月15日に大磯北浜海岸で大磯左義長保存会(二梃木政義会長)らが小規模なお焚き上げを行った。
大磯の左義長は、江戸時代から北浜海岸沿いの下町9地区で小正月に行われてきた道祖神の火祭り。各地区で集めた正月飾りなどを積み上げて高さ7〜8mの「サイト」を9基作り、無病息災などを願い火をつける。国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
今回は約50人の関係者が見守る中、軽トラック20台分の正月飾りや藁、松の剪定枝などで作ったサイト1基に点火して疫病退散を祈願した。二梃木会長は「昨年11月に今年の左義長の中止を決定してから様々な声を頂いたが、結果的に正しい判断だったと思う。現在の状況は当時の誰にも想像できなかったことだが、何かが起きてからでは遅い。来年こそコロナが収まり、みんなの思いを一つにして、3年ぶりの左義長を盛大に催したい」と願っている。
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