大磯町と群馬県川場村の地域活性化に向けた包括的連携協定が、4月9日に大磯港で催されたスペシャルクルーズの船上で締結された。双方が持つ賑わい創出施設を共通の指定管理者が運営していることが縁となった。
協定は、それぞれが持つノウハウやネットワークなどを提供し合い、地域活性化に向けた住民や事業者の動きを支援するもの。特産品の販路拡大やコラボ商品の開発、観光チラシの配架や観光誘客の相互連携などの相乗効果が期待されているほか、住民や子ども間の人的交流も促進する。
川場村は群馬県北部に位置する人口約3200人の村。総面積の8割以上を森林が占める農山村だが、1996年に登録された道の駅「川場田園プラザ」が評判を呼び、コロナ禍前には年間約200万人が訪れる人気スポットになっていた。一方の大磯町は2021年4月に大磯港賑わい交流施設OISO CONNECT(以下、コネクト)を中核とする港版道の駅「みなとオアシス大磯」を開所しており、この指定管理者が川場村と同じ株式会社田園プラザ川場だったことが協定締結のきっかけとなった。
船上の調印式
コネクト開業1周年を記念して運航されたクルーザーの船上で調印式が開かれ、両自治体の関係者が見守る中、中崎久雄町長と外山京太郎村長が協定書を取り交わした。「この縁を大切に人と人との交流を作り、それぞれのまちに賑わいをもたらしていきたい」と意欲を示した中崎町長に、外山村長も「川場村にとって海はあこがれ。この協定が双方にとって足りないものや必要なものを享受し合い、お互いに発展する関係を築いていければ」と応えた。
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