二宮町の梅沢の海で刺し網漁と地引網漁を続ける秋山丸が、船体の塗り替えにともない、塗装デザインを募集している。入賞者には、秋山丸が塗料などを提供して自ら船に塗装してもらう。
秋山丸は秋山福蔵さん(85)が3代目親方を務める網元。毎日午前3時、秋山さんは浜に出る。仲間が車のヘッドライトで海を照らす中、ひとり船で沖へ向かい、前日に仕掛けた網を40分ほどかけて海中から引き揚げる。浜に戻ると、スタッフたちが網にかかった魚貝類を取る。その後、秋山さんは翌日の漁のために網を仕掛けに再び船に乗り込む。
数十年乗り続けてきた青い箱船は塗装の劣化が目立ち、スタッフの一人の岡田茂さんが秋山さんと相談して今回初めて船の塗装にデザインを取り入れることにした。「漁に出る張り合いが出るような船にして」と秋山さんたちは多数の応募を待っている。同町内の中学校と高校の美術部などへは呼びかけた。
賞品は海産物
デザイン画は画用紙に色鉛筆や絵の具で描いたものや、デジタルアプリで制作したものなど手法は自由。応募締め切り5月24日(火)。秋山さんらが審査し、31日(火)に秋山丸のホームページとフェイスブックで結果を発表する。6月以降に塗装を行い、家族や友だち、部活動の仲間など有志も作業に参加できる。秋山丸スタッフが手伝う。
詳しい募集要項と応募用紙の参考書式はホームページ。【URL】https://akiyamamaru.amebaownd.com/
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