県ゴルフ協会主催のアマチュアゴルフ選手権ジュニアの部が、5月5日に大磯町のレイクウッドゴルフクラブ西コースで行われ、中井町のレインボーカントリー倶楽部でアルバイトをしている高校生・小林龍竺(りゅうじ)さん(15)=平塚市=が優勝を果たした。中学3年生で出場した昨年に続く2連覇に、小林さんは「いいコンディションで臨めた。優勝できてうれしい」と喜ぶ。
小林さんは15〜17歳男子の部(25人)に出場し、18ホールのストロークプレーでスコア71をマークした。「練習ラウンドから調子が良かったので優勝を狙えると思った」といい、グリーン周りのショットがさえてアウトコースを35、インコースを36でラウンド。高校2年生の選手と同スコアにもつれ込んだが、アウトコースの打数で上回り接戦をものにした。
ゴルフ経験者の父の影響で1歳上の姉・照菜さんが競技を始め、自身も小学1年生の頃にクラブを握った。持ち前のセンスを生かし6年生で同選手権初優勝。中学3年生だった昨年は、照菜さんと共にアベックVも果たした。
アルバイトも上達の糧
ゴルフの練習時間を確保するため、地元の中学校を卒業して今春から通信制の高校に通う小林さん。週3日、レインボーカントリー倶楽部でキャディーのアルバイトも始め、「グリーンのラインを読んでアドバイスするので、自分の上達にも役立ちそう」とゴルフ漬けの日々にも充実した笑顔を見せる。
選手権優勝により7月に開催予定の関東ジュニアへの出場が決まり、得意のアプローチやパッティングだけでなく、174cmの長身で振りぬく約270ヤードのドライバーショットにも磨きをかける。「昨年は体調不良で棄権してしまったので雪辱を果たしたい」と意欲的だ。
理想のゴルファーは、日本人初のメジャー大会制覇を果たした松山英樹プロ。「いつか自分も松山選手のようにマスターズで優勝するような選手になれたら」といい、技術だけでなく精神面の成長も目標にしながら練習に励んでいる。
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