中井町の杉山祐一町長が、11月13日の任期満了に伴い行われる町長選挙に3選を目指して立候補する意向を明らかにした。6月定例会が開会した7日、本会議で原憲三議員の一般質問に答弁した。「町の収入を上げるために、東名高速道路秦野中井インターチェンジ周辺で進めている土地区画整理事業と土地改良事業に目安をつけたい。許されるものであれば、3期目もやっていきたいという思いがある」と述べた。
町長の公約と2期8年の成果を問われた杉山町長は、小中学校の給食費無償化や子育て支援策の拡充、防災行政無線デジタル化による情報伝達の多層化、シティプロモーション事業などを実施し、財源の安定的な確保に努めたことを強調。目下の最優先課題としてワクチン接種を含む新型コロナウイルス対策に力を注ぐ考えを示した。
一方で1期目からやり残した公約として、厳しい財政推計から2024年度まで計画を一時停止している生涯学習センターまたは町民センターの整備を挙げ、「計画を再び進めていきたい」と意欲を見せた。
杉山氏は町議会議員を経て2014年の町長選挙で初当選。2期目を目指した前回の選挙では無投票で再選を果たした。町長選挙への正式な出馬表明は杉山氏が初めて。10月25日告示、30日に投開票が行われる。
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