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3月22日
子どもの夏休み期間中に仕事などで日中保護者が不在になる家庭を支援しようと、大磯町は公共施設に子どもの居場所を設ける「夏休み放課後子ども教室 サマースクール・おおいそ」を、8月上旬に4日間の日程で実施した。初の試み。
小学5年生から中学3年生までの児童・生徒を対象に、8月2日と10日に町立福祉センターさざれ石、3日と9日に国府支所に会場が設けられたサマースクール。午後1時から4時まで放課後子ども教室のボランティアスタッフと教員免許を持った学習支援員が常駐し、子どもたちが夏休みの宿題や受験勉強などに取り組む様子を見守り、質問に対してアドバイスを行った。学習支援員は「こちらからの声かけは最小限にして、子どもたちが勉強に集中できるようにしている」と語る。またパーテーションで区切られた部屋の反対側にはフリースペースが設けられ、子どもたちが勉強の息抜きにスタッフとボードゲームなどをして遊べる空間になっていた。算数ドリルに取り組んでいた小学4年生の男児は「ママに言われて来たけれど、家より勉強がはかどる」と得意げに話した。
初めての試みということもあり、今回は日数や対象年齢を絞って実施したという。町子育て健康課は「塾ではないので学習の指導や成果を保証するものではないが、夏休み中に子どもと保護者が安心して学べる居場所づくりを試みた。小学4年生以下の需要があるかなど今回の反響を参考にして、来年度以降の取り組みにつなげていきたい」と話している。
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