9月は「世界アルツハイマー月間」。二宮町は、町役場を訪れる人に認知症への理解を呼びかけるため、1階ロビーに啓発ブースを設けた。30日(金)まで、リーフレットやチラシの配架、ポスターなどの展示をしている。
社会福祉士を目指して約1カ月間、町高齢福祉課で実習を行っている大学生らが設営。アルツハイマー月間のシンボルカラーである橙色を基調に、手続きなどの待ち時間に楽しんでもらえるようにと、認知症予防にもなるまちがい探しも展示している。
地域包括支援センターで高齢者を訪問したり、要介護認定の手続きを見学するなどの実習を重ねている学生たち。相模女子大学の坂巻ひなたさん(20)は実習を通じ「物事を忘れないようメモを懸命にとるなど、陰ながら工夫して過ごしている認知症の方の苦労や思いを知った」と話し、田園調布学園大学の木村心曙さん(20)は「このブースを見た人たちが認知症について調べたり、関心を持ってもらえるきっかけになれば」と期待を寄せた。
なお、大磯町と中井町でも、同月間に合わせて図書館で関連書籍の展示などを行っている。
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