3月8日の二宮町議会定例会本会議で、11月に行われる町長選挙に続投を目指して立候補する意向を明らかにした村田邦子町長は13日、本紙の取材に応じた。町役場庁舎の整備や未利用町有地の利活用などの課題に継続して取り組む意欲を示した。
11月29日に任期満了を迎える村田町長は8日、再選に向けて町長選出馬を表明。善波宣雄議員の一般質問に答えた。
村田町長は本紙の取材に対し、1期目に着手した課題に今後も取り組んでいく必要があることを出馬の理由としてあげた。
耐震性能の不足や老朽化などが指摘されていた町役場庁舎の整備については、「保健センターや教育委員会事務所など現在分散している施設を統合して、シンプルで機能的な施設を考えていきたい」と述べた。耐震化や現在地での建て替え、移転新設の手法を調査・検討した結果、ラディアン周辺に移転する方針を打ち出したことで「次のステップへ責任を持って進めたい」と意欲を見せた。
公共施設の再配置における小中学校の統廃合に関しては、学校のあり方や適正な規模、地域の拠点であることなども踏まえて検討していく考えを述べ、「財政の裏付けがなければいけないが、未来への投資として教育の基盤を作る。東大果樹園跡地などの町有地の活用も町民と議論しながら、10年、20年先を見据えたまちづくりの具体的な道筋を付けたい」と述べた。
村田氏は1998年の町議選で初当選し、町議を2期務めた。県議1期を経て、2014年の町長選に初出馬。3選を目指す当時の現職と新人候補者1人を破り、町長に就任した。
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