星槎国際高校湘南女子サッカー部=大磯町国府本郷=が、全国高校総合体育大会(インターハイ)に出場する。チーム力を武器に、3年連続の大舞台で全国制覇を目指す。
星槎はインターハイ予選の神奈川県高校総合体育大会で4連覇。優勝校のみに出場権が与えられる関東大会へ駒を進めた。
関東大会には1都7県の代表校が集い、6月に群馬県前橋市で試合が行われた。星槎は1回戦で埼玉県代表の花咲徳栄高校と対戦。6対0で完封勝利した。
東京都の十文字高校との準決勝では、前半の1対1から互いに譲らぬ攻防を繰り広げて延長戦へ。ここでも決着はつかず、PK戦を星槎が3対1で制し、上位3校が進出できるインターハイへの切符をつかんだ。
決勝は3年連続で同じ組み合わせとなり、群馬県の前橋育英高校と対戦。過去2勝している星槎だったが、0対3で敗れ、準優勝した。
チーム力発揮へ
「全国出場を決める準決勝は延長戦もPK戦もハードな試合でしたが、チームの雰囲気は明るかった。みんなでやっていこうというチームの力がまとまったことは、関東大会で一番の収穫だった」とキャプテンの渋谷巴菜さん(3年)。決勝では選手間の意思統一など反省点も見つかったといい、「プレーやサッカーそのものに対する自分たちの意識を変えなければ」と気を引き締める。
柄澤俊介総監督は「リベンジを果たしたい前橋育英は地元開催ということもあり、男子・女子のアベックで勝ちを取りにいく気持ちが強かった」と振り返る。「全国大会では普段通りに星槎の戦う姿勢を示してほしい」と選手を鼓舞する。
星槎女子サッカー部は創設5年。今年度は1年生10人が加わり、メンバーは38人。2016年にインターハイ初出場でベスト8。昨年は4強入りの第3位となり、今夏も大舞台での躍進に期待がかかる。酷暑のなかでの試合は体力の消耗が心配されるが、渋谷キャプテンは「暑さを楽しみたい」と前向きだ。「チーム全員でプレーし、一つひとつ勝ち進んで頂点を目指す」と意気込みを語る。
インターハイは三重県を主会場に5県で開催。女子サッカーには16校が出場し、8月1日から5日まで静岡県で試合を行う。星槎は1回戦で岡山県作陽高校と対戦する。
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