「ミッション先生」としてハッピー・ミッションお茶会を開く 藤巻 静代さん 大磯町東小磯在住 80歳
幸せのコツ伝える
○…「誰にも人生の意味や価値があり、生まれ持った使命(=ミッション)がある。それに気づくことで、自分らしく正々堂々と、幸せに過ごすことができる」。以前から「ミッション先生」として行ってきた講演を少人数のお茶会形式にして自宅で始めた。「私だけが話すのではなく、参加者が本音で悩みを打ち明け合う雰囲気が良かった」と手応えを感じている。
○…横須賀や東京で小学校教諭を26年務め、現在は大学教授として「現代家族論」を担当する。まだワーキングマザーが一般的でない時代に仕事と家庭を両立し、悩み苦しみながらも夢中で駆け抜けた。3人の息子を育て上げ、ふと自身を見つめ直した時に「自分が何者で何になりたいのか」を探し続けていることに気付いた。「自分と周りの人が幸せであること。人の役に立ち、一緒に喜びを分かち合うこと」こそが自らのミッションだと自覚してからは「生き方に悩む人が自分のミッションに気付き、育てるお手伝い」を始めた。
○…ミッション探しの方法に「人生のモデルとなる人を挙げる」がある。「私のモデルの土台は何事にもぶれない父。厳格だったけれど背中を押してくれる一番の理解者でした。私のミッションに気付かせてくれて一緒に育ててくれたのは末の妹。性格は真逆だけれどお互いに持っていない部分を尊敬し合えるかけがえのない存在です」と微笑む。
○…大磯は学生時代に親友が住んでいて、よく訪れていた町。駅舎などが気に入り、55歳の時に都内から家族で移住した。健康のため5年ほど前から太極拳に通うが「まだ若葉マークよ」と茶目っ気たっぷりに謙遜する。孫が2人。「遊びに来たときはいっぱい話を聞いてあげるの」とニッコリ。これからも幸せの種を次世代に蒔き続ける。
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