大磯テニスアカデミー所属の大川美佐さん(法政第二高2年)が、10月28日に川崎市で決勝戦が行われた「神奈川県高等学校新人テニス大会」の女子シングルス、ダブルス、団体の部で優勝し、三冠を達成した。
新主将としてチームをけん引
9月から10月にかけて県内の各会場で熱戦が繰り広げられた同大会。なかでも144校が出場した団体の部は、上位2チームに年末に開催される関東大会出場権が与えられることから参加選手の気合の入れ様が違った。創部3年目の法政第二高女子テニス部は昨年の大会で3位となり、関東出場を目前で逃した。「先輩たちの分も私たちが関東、全国へ行こう」。この秋から主将を任された大川さんは目標達成のため部内で話し合い、大会に向けて練習量を増やすなどチームの強化を図ることを決めた。その甲斐もあり、大会では練習の成果を遺憾なく発揮して予選トーナメントをストレートで勝ち上がった。決勝リーグでも対戦した3校全てに勝利して、悲願の初優勝を果たした。
また大川さんは昨年優勝したシングルスでも連覇を達成。「負けられないという思いもあったが、春頃から続いていたスランプをここでリセットして、自分のプレースタイルを貫いて勝つことにこだわった」と試合を振り返る。1年生の毛呂彩音さんと初めてペアを組んだダブルスでも、ぴったりと息の合ったプレーをみせ、全試合1セットも落とすことなく優勝を勝ち取った。大川さんは「技術だけでなく、フィジカルやメンタルなど総合的に鍛えて、関東大会をはじめ、この先の大会に挑んでいきたい」と力強く意気込みを語った。
団体ベスト4に貢献林夏摘さん
同アカデミー所属の林夏摘さん(東海大付属相模高2年)は、団体の部でチームのベスト4に貢献した。5月のインターハイ予選で緊張から思うようなプレーができなかったことを反省し「自分のテニスをすること」を意識して臨んだ今大会。部員らの応援にも力をもらい、順調に勝利を重ねた。決勝リーグでは大川さんとも対戦し、自身もチームも敗退したが「くやしさをバネに、次の大会は勝てるようにしっかりと練習に励んでいきたい」と前を見据える。
2人を指導する小野峰樹コーチは「チームを背負って勝つこと、自分の敗因を理解すること、それぞれがこの大会で学んだことを生かして、次の目標に向けて練習に取り組んでほしい」と語った。
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