中井町あかりの祭典実行委員長を務める 尾上 文男さん 中井町井ノ口在住 74歳
人様の喜びが笑顔の糧
○…厳島湿生公園で「あかりの祭典」を12月1日(土)に開催する。手作りランタン3000個と巨大ツリーのイルミネーションなどを園内に飾り、幻想的な光の演出を楽しむ催し。「ロケーションが素晴らしいから、会場全体を上から眺めることができて水面に映る光もきれい」と案内チラシを取り出す。6月から月2回の本部会議を開き、仲間と準備を進めてきた。2代目実行委員長を務める。
○…井ノ口小学校の児童が行っていたランタンフェスタがなくなり、地域住民が行事を引き継いだのが始まり。発起人に加わり、賛同者や開催費用の寄付金を集めに地域を回った。井ノ口自治会連合会の協力を得て実行委員会を組織。ランタンだけでなく電飾も灯す「井ノ口あかりの祭典」を2012年に初めて実施した。「全員参加型のお祭りにしよう」と、現在の「中井町あかりの祭典」に改め、町内の子ども園や小中学校、老人クラブなどを交えて毎年ランタンを製作している。住民をはじめ行政や企業、団体からの支援もあり、「地域の力はありがたい」と語る。
○…同公園の中央にたたずむ弁天さん(厳島神社)の境内は子どものころの遊び場。葛川の源流で魚を捕った。「弁天さんの周りは腰までつかるくらい深い田んぼでした」。厳島ホタルの会、竹灯篭の夕べ実行委員会の代表としても活動する。
○…定年退職後、本格的に地域デビュー。パークゴルフに健康マージャン、男の料理教室、DIY、家庭菜園、メダカの飼育など趣味は多彩。カレンダーの余白に1日数件以上の予定を書き入れることも珍しくない。柔和で大らか、旺盛なチャレンジ精神とまめな人柄。「人生はそれほど高望みしないし、悲観もしない。自分がやることで人に喜んでもらえたら、自分の喜びになる」とニッコリ。
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