北條五代祭り 被災地復興願い「開催」 警備に配慮し、内容は一部変更か
東日本大震災の影響で開催の有無が取りざたされていた「小田原北條五代祭り」は、先月末に開かれた小田原市観光協会(鈴木智惠子会長)の理事会で今年も開催されることが決定した。ただし、祭りの事業内容など詳細は今後決定される。
毎年5月3日に開催されている小田原北條五代祭りは、2000人にも及ぶ武者行列がパレード、全国から18万人もの観光客を集める、市内最大のイベント。
1965年(昭和40年)に「小田原お城まつり」として開催され、今年で47回目を迎える。これまでに中止、延期は無い。
今回は、東日本大震災の復興支援を謳い、被災地へ数多く動員されている警備に配慮した内容になる予定。最終決定は4日(月)の催事・誘客委員会の後になる。
松原例大祭も例年通り開催
同時期に催される『松原例大祭(5月3〜5日)』も開催が決定した。
松原神社(村上道明宮司)では小田原総鎮守としての役割を重く受け止め、祭事を執り行うという。ただし節電に配慮し、例年5日の夜に行っていた宮入りを明るいうちに済ませるよう神社神輿を15時半に宮入りし、18時には全町内の神輿の宮入りを完了する予定。神輿渡御については各町内に委ね、3日に御霊入れ、5日に御霊返しが行われる
谷川公司同神社常務総代は「文化や伝統を絶やさず、神事を全うし、災害に遭った仲間のためにも実施しなければという使命に燃えている」とコメントした。
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