小田原市議会の会派の届け出が6日に締め切られ、選挙後の新しい会派構成が決まった。改選前に比べ、1会派増の8会派になった。
第一会派の「誠和」は、加藤仁司氏、武松忠氏、大村学氏、そして新人の小澤峯雄氏と井上昌彦氏の5人が所属する。
行政畑出身の鈴木紀雄氏、野坂稔氏、木村正彦氏の新人3氏は、新会派「光政会」を立ち上げた。
植田理都子氏と横田八郎氏は佐々木ナオミ氏を迎えて「未来・おだわら」を、木村信市氏と安野裕子氏は新人の鈴木敦子氏と「市民クラブ」を発足している。
また、公明党とフォーラム小田原、新生クラブは、メンバーの入れ替えがあったものの改選前の人数を確保。日本共産党は改選前と同様の構成となっている。
17日に臨時議会新議長は加藤氏か?
正副議長を決める5月臨時議会は、17日に開会される。新議長の椅子の行方だが、議会関係者からは「加藤氏が有力」との声が聞こえてくる。
議長は副議長経験者から選出されることが多い。議長経験のない副議長経験者は、井原義雄氏、加藤氏、小松久信氏、武松氏、細田常夫氏の5人。この中で当選回数では細田氏が9回と群を抜いて多いが、80歳という年齢が壁になる。当選6回の小松氏は、前議長の今村洋一氏に続いて同一会派からの選出は考えにくい。そうなると当選5回、最大会派の代表を務める加藤氏の名前が挙がるのも自然だ。加藤氏の周辺は「加藤氏も議長に意欲を示している」と話す。
一方、副議長は1年任期の慣例で持ち回りの色が濃い。副議長未経験で当選回数3回の木村信市氏、奥山孝二郎氏、鈴木美伸氏、安野氏らの可能性が高そうだ。