観光協会 代替案にも言及 花火大会中止で、会長が私案
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2011年6月11日
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花火大会中止について説明する鈴木会長
小田原市観光協会（鈴木智惠子会長）は２日、23年度の総会を行った。議案審議では、８月の酒匂川花火大会の中止を含んだ23年度事業計画・予算案を含む全ての議案が可決された。
鈴木会長は冒頭、東日本大震災を受け、各会員からの義援金・救援物資の協力に謝辞を述べた。花火大会の中止については「役員会で何度も議論を尽くしたが、楽しみにしていた方々に申し訳ない」と陳謝。「東日本大震災の余震が警戒される中、打ち上げ会場と観覧席が同じ河川敷である花火大会は危険」と中止の判断に至った理由を説明、理解を求めた。会場からは「河川敷が危険ならば、毎年出来ないのでは」との意見が出され、来年度以降の開催に向け、警備や会場の面など含め検討課題とした。また「大きな事をやろうと密かに考えている」とし、私見と前置きしながら被災地の復興を祈念し、花火大会に代わるイベントを企画したいと発言。世界的太鼓奏者の林英哲氏に打診したことを打ち明けた。
総会では役員の改選も行われ、鈴木会長を始め石田武、鈴木睦雄、加部裕彦副会長それぞれの留任が決まった。総会後には協会の30周年記念式典が催され、会員に記念誌が配布された。また俳優で小田原ふるさと大使の阿藤快さんが記念講演を行った。
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