精肉店の募金箱から被災地へ タグ付の子ども用Tシャツを募集中
「目に見える義援金を送りたい」という思いで、宮城県女川町に物資を送る「ゆとり塾支援プロジェクト」。市内荻窪の片山精肉店で募金を集め、そのお金で女川町が要望しているものを購入して送っている。
きっかけは3月18日、小田原アリーナに避難していた福島県いわき市の家族が同店を訪れたこと。小学生の女の子の姿もあり、「子どもたちに出来ることをしたい」という片山康子さんの呼びかけに、11人が協力して2日後の20日に発足した。4月3日の第1便では、4万2千円分の募金で文房具やカバン、玩具などを送った。後日、たまたま観たニュース番組に片山さんらが送った玩具で遊ぶ女川町の子どもたちが映り、「すごく嬉しかった」という。第2便にはその後集まった3万5千円で辞書や絵本、Tシャツなどを買い、6月14日に発送。「仮設住宅には入れたけど生活費に困っている人も多い。中古品ではなく、喜んでもらえる新品を送り続けたい」と片山さんは話している。
同プロジェクトでは7月1日(金)まで、新品のTシャツ(タグ付・80cm〜160cm)を募集している。Tシャツは同店で受付(氏名、連絡先を必ず添える)。問合せは片山さん【携帯電話】090・3689・9167まで。