連携して詐欺抑止を 小田原署管内に防犯指導員制度導入
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公開：2011年6月18日
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多くの職員が参加した
小田原警察署（小笠原晃署長）は2日、今月から同署管内に導入された『振り込め詐欺防犯指導員制度』の説明会を行った。
県内では港北・大船・平塚に次いで導入された同制度。振り込み機能のある銀行や郵便局などの金融機関を対象に、窓口業務にあたる職員が指導員として直接来店者に注意を呼びかける。各機関と警察との連携強化によって振り込め詐欺の撲滅を目指すもので、各店に１〜２人程度が配置されている。説明会には管内１市３町の金融機関から86人が参加。同署生活安全課の高木裕一警部補は「協力して振り込め詐欺撲滅に努めたい」と話した。
県内の振り込め詐欺の発生状況は９日現在で３４０件（前年比＋46件）、被害総額は７億４千８百万円。昨年より約２億円以上増えている。管内では今年に入って５件（＋１件）が発生、被害総額は１，５００万円を超える。身内を装い事前に携帯番号の変更を知らせてから犯行に及ぶ手口が多いことから、同署では「番号変更の知らせがあったらまず詐欺を疑って」と呼びかけている。
