小田原市議会9月定例会が9月1日に開会した。10月5日(水)まで35日間の日程で、議案審議などが行われる。
今議会は、平成23年度一般会計補正予算など補正予算4件、条例の一部改正6件、事件議案2件など計17件の議案が審議される。各会計の決算の審査も行われ、21日(水)から決算特別委員会が開かれる。
一般会計補正予算案は、14億5637万4千円の大型補正。来年3月に閉園するおおとり保育園の取得費(1億900万円)や、太陽光発電システム設置の補助金の250件追加(2425万円)、お城通り地区再開発と小田原地下街再生の事業費増額(5億9459万円)、震災で破損した小・中学校の受水槽の復旧と小学校の屋上フェンス整備費(1億5050万8千円)などを盛り込んでいる。
事件議案では、ヒルトン小田原リゾート&スパの4月〜6月、3ヵ月分の賃料約1億1200万円の請求権を放棄するため、議会に議決を求めている。東日本大震災の影響で経営状況が急激に悪化したため、ヒルトン側から支払いの免除を求められているという。この件に関して議員のなかで賛否があり、議会の判断が注目されている。ヒルトンの土地・施設は小田原市所有でヒルトンと賃貸契約を結んでいる。
議案に対する質疑は6日(火)に行われ、議案は各常任委員会に付託される。常任委員会の日程は、建設経済(7日)、厚生文教(8日)、総務(9日)。14日に各委員長報告が行われ、採決される。
なお、一般質問は14日(水)〜16日(金)、20日(火)の予定。
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