短冊に 復興の祈り 城山の大稲荷神社
多くの学校が東日本大震災で被災し、仮校舎での活動を余儀なくされている。
市内城山の大稲荷神社(穐山光彰宮司)に、東日本大震災で被災した宮城県東松島市立野蒜(のびる)小学校の児童・教職員の短冊82枚が奉納された。
建立から300年以上の歴史を持つ大稲荷神社は、90年前の関東大震災でも社殿が倒壊を免れた「地震に強い神社」。穐山宮司が7月に行われた平塚の七夕まつりで被災地の子どもたちの短冊が飾られているのを見て「地震に強い神社にご利益があるのでは」と思いたった。短冊は、地元の自民党神奈川第17選挙区の牧島かれん支部長が宮城県の安部孝県議から預かり、奉納された。短冊は竹に飾られ、仙台の七夕まつりにあわせた8月最初の週末に境内に飾られた。
なお、同社では震災以来、毎月15日に復興祈願祭を行っている。