全国制覇に一歩前進 やり投げ3位 城北工高 山内さん
小田原城北工業高校の山内愛さん(建築科・2年)が8月3日から岩手県で行われたインターハイに出場。女子やり投げで48m20をマークし、全国で3位入賞の成績を残した。
大会の感想は「ホッとした」。やり投げを始め1年ほどで日本選手権や世界ユースに出場するなど規格外の活躍をしてきた本人は強いプレッシャーを感じていた。大会前から胃痛に悩まされ体重が落ち、大会前の過密スケジュールで背筋や肘が炎症を起こし、体も悲鳴を上げていた。「調整不足だった。悔いが残るが、これを機にまた成長するのでは」と陸上部顧問の鈴木充先生は話す。
現在、10月に行われる第66回国民体育大会に向けて調整中だ。針灸院に通い、練習は体を作る基礎トレーニングを中心に行っている。各都道府県が点数を競い合う国体ではやり投げと円盤投げの2種目に神奈川県代表として出場。「選ばれたからには両方で点を取って貢献したい」と静かに闘志を燃やしている。