神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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里山親子そばづくり体験塾を企画した 星野 清治さん 市内久野在住 79歳

公開:2011年9月17日

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久野っ子みんなのお父さん

 ○…まちづくりの方針は「子育てにやさしい久野」。親と子の絆、子どもと地域の絆を確かめ、人との関係を大切にした子育てをするための第一弾に、「里山親子そばづくり体験塾」を企画した。種まきで、親が仕事で参加できなかった子どもには、スタッフが親代わりを務めた。終わった後、子どもがスタッフに「ありがとう」と握手を求める姿を見て、「地域で子どもを育てる大切さを実感しました。子どもにとっては、一生記憶に残る貴重な一日だったのでは」と目を細める。

 ○…「居酒屋風」と語る自宅のお茶の間は、孫たちの声が響き、いつでも賑やか。独立した4人のお子さんは全員市内で暮らしており、よく孫と一緒に集うのだとか。「お酒を飲まずにお茶で騒げる」自慢の家族。食卓には夫人や自身による手料理が並ぶ。一つひとつの素材の持ち味を生かした料理の数々。「素朴だけど、食に対する感性を穏やかに育んでもらえたら」と孫たちの成長を想う。

 ○…農家に生まれ、農業一筋。経営能力が評価され、32歳のときに農林水産大臣賞を受賞した。昭和51年から小学生を受け入れ農業体験を実施するなど、次世代育成の先駆者でもある。何事にも積極的で前向きな人柄が人望を集め、久野地区各種団体代表者会や自治会連合会などの会長を任せられている。一方で、「空が好き」という意外な趣味の持ち主でもある。飛行機の模型作りに夢中だった少年時代。大人になってからはセスナの操縦を体験した。頼れるのは自分だけという空のロマンを「風を感じ、自分を感じる」と表現する。

 ○…空と同じく、微妙な世界をもつのが「そば」。そば粉をこねる際に同じ量の水を入れたとしても、温度や湿度の違いで味が変わるという。「みんな同じにはいかないのが面白い」と、収穫後のそば打ちを心待ちにしている。温かく頼もしい「父親」のまなざしが、子どもたちそれぞれの個性を見守っている。
 

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