神業が描く"瞬間の芸術" スプレーアーティスト旬さん
ホームセンターなどで売っている水性スプレーを使い絵を描くスプレーアート。上府中公園で活動していたのはスプレーアーティスト旬さん(本名/日吉俊介さん)。
写真用の光沢紙におもむろに数色のスプレーを吹き掛け、ハケで塗料を剥がしたり、伸ばしたりしながら線を描き、新聞紙や広告でまだら模様を作り上げる。決して筆を使うことなく作品を完成させるのが旬さんの特徴だ。塗料が乾く前に絵を仕上げなければならないため、そのテクニックは左の作品を3分ほどで完成させるほどの早業。
興味を持って集まる見物客にわかりやすく解説を加えながら「アッ」と言う間に仕上げる作品の数々。この日も完成するとすぐに見物していた家族連れに作品をプレゼント。思わぬ贈り物に笑顔の花が咲いた。
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