テーマは子どものため 小田原賞作曲コンクール授賞式
第1回小田原賞作曲コンクールの授賞式と入賞・入選作品の発表会が1日、市民会館小ホールで行われた。コンクールは小田原市の市制70周年記念事業の一つで、音楽好きの子どもたちに新しい創作曲を提供することを目的に作られた。
第1回目は「子どものためのピアノ曲」がテーマ。68もの作品が寄せられ、中学2年生の作品や韓国から送られてきた作品もあったという。第1位は「該当作なし」の結果となったが、佐賀県から応募した久米詔子さんがコンクール最高位となる第2位に入賞した。表彰式の後、久米さんら入賞者の作品が演奏された。
常任審査委員長の青英権さんは「『子どものための』と言う一定の枠が(曲作りを)難しくしたかも知れない。ただこのコンクールで初めて作曲に挑戦した人がいれば、ぜひ飽きずに続けて欲しい」とエールを送った。
なお第2回のテーマは子どものための弦楽器による独奏曲が予定されている。