市議会 「補選なし」の見通し 大野市議、辞職しない方針示す
市議会議員の大野眞一氏が5月20日に行われる小田原市長選挙への出馬を表明したことにより、市議会議員補欠選挙の有無が注目されている。市長選告示日前10日の5月3日までに欠員があれば、市長選と同時に補選が行われるが、大野氏は本紙の取材に対し、5月13日の市長選挙告示日まで市議会議員を務める方針を示した。大野氏は告示日当日に自動失職し、補選は行われない見通しだ。
大野氏は「これまで政策として示してきた議員定数削減による議員報酬のカットと、補選にかかる経費を他の施策にあてたい」と話している。小田原市議会事務局によると、小田原市の議員報酬は議員1人に対し、月額47万5000円、年2回の期末手当合計約210万円で、年間で年間約780万円。他に年間78万円の政務調査費がある。また、小田原市選挙管理委員会によると、平成12年5月に実施された市議会議員補欠選挙にかかった費用は約1500万円。大野氏の残り任期2年11カ月分約2千500万円と、補欠選挙の経費を合計すると、約4000万円となる。大野氏はこれらの費用を「子育て支援など、子どものための政策に」と理解を求めた。
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