神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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現在梅まつりが開かれている曽我地区で曽我兄弟遺跡保存会の会長を務める 関野 弘行さん 市内曽我岸在住 68歳

公開:2012年2月4日

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郷土愛で歴史を伝承

 ○…小田原に春の訪れを告げる現在開催中の梅まつり。この梅まつり同様、下曽我の風物詩として知られる傘焼まつりを主催、縁の下でまつりを支えて来たのが曽我兄弟遺跡保存会だ。同保存会の第11代会長として、今年で5年目を迎えるほか、曽我地区社会福祉協議会の会長や市農業委員などを兼任、下曽我のために尽力する顔役の一人。

 ○…下曽我生まれ下曽我育ち、根っからの下曽我っ子は地元をこよなく愛す。60歳まで会社員として通勤していた東京。趣味の海外旅行では40カ国以上の国を訪れ、様々な土地や国を見て来た。それでも最後は決まって「やっぱり下曽我がいいね」の一言。「環境はもちろん、この地域は人と人との繋がりをとても大切にしてくれる」と無邪気な笑顔を覗かせた。

 ○…「はじめは『地元のために何か役に立てれば』、そんな単純な思いだけだった」と保存会に入った当時を振り返る。それが徐々に興味がわき、図書館やインターネットなど独学で曽我兄弟について調べ上げた。「調べれば、調べるほど奥深くハマっていった」と今では地元の小学校で講演を行うまでに。今後は少子高齢化が進む中で、若い人との交流の場の拡大が課題だ。若い人の意見を聞き入れながら、新たな取組み、新たな改革など、梅香るここ下曽我から発信していきたいと烽火を上げる。

 ○…昨年は東日本大震災の影響もあり自粛開催となった傘焼まつり。55回目を数える今年は「古傘を燃やす供養だけでなく、全く新しい形で伝承できれば」と、保存会の役員で話し合いを重ねた。”誰もが参加できる傘焼まつり”-辿り着いたそのイメージのもと、今年は城前寺にて傘焼法要こそ行われるものの、保存会としては、5月下旬に「曽我兄弟遺跡めぐり」を企画している。「今はまさに転換期。曽我兄弟の生い立ちから最期まで、一人でも多くの人にその歴史を知ってもらいたい」と熱が入る。
 

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