(PR)
エコチル調査 未来の子の健康のために 開始から１年 協力病院も参加呼びかけ
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2012年2月11日
エリアトップへ
子どもが健康にすくすくと育ってくれることこそ、世の中の母親共通の願い。だが最近、先天異常やぜんそく、アトピー性皮膚炎など子どもの疾患が増えていると言われている。
そこで環境省はその原因を探るため、生活環境の中で触れる物質や生活習慣が、子どもの成長や病気にどのように関係しているのか調べる全国プロジェクト「子どもの健康と環境に関する全国調査（エコチル調査）」を立ち上げ、参加できる妊婦さんを募っている。小田原市では、小田原市立病院、永井産婦人科病院、よう産科婦人科クリニックが協力。全国で10万人の妊婦さんに参加してもらう予定だ。
「子どもの疾患が増えている原因を探るこの調査は世界的にも注目されています。お母さんもその意義を理解し、積極的に協力してくださる方が多いですね」と話すのは、永井産婦人科病院の永井進院長。徐々に調査の認知度も上がってきたという小田原市立病院の平吹知雄医師は「現状では、どういう結果が出るかはまだ分からない。でも出来ることから着手することで未来を改善できる可能性はある」と期待を込める。
調査はこうした医療機関や自治体、参加者の協力を得て、赤ちゃんが13歳になるまで定期的に健康状態をチェックしていく。内容は血液や尿、髪の毛の中の化学物質、生活習慣（食事、運動、家庭環境など）、子どもの成長や病気の記録（母子健康手帳や健診の記録）などについて。妊娠中と子どもが13歳になるまで半年に１回質問票調査があるほか、６歳と12歳時に健診がある。
また、よう産科婦人科クリニックの小澤院長も、「結論が出るには長いスパンがかかるが、大勢の人がこの研究に関わっている。将来日本を支える子どもたちのためにも、協力していただければ」と呼びかけている。なお、調査への協力は自由参加なので、仮に協力しない場合でも医療機関の受診などで不利益になることはない。
■問い合わせ＝神奈川ユニットセンター事務局【電話】０４５・７８２・２７７０（平日午前９時〜午後５時）。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のピックアップ（PR）最新6件
|
|
|
|
|
|
|
こどもタウンニュースけんせい4月18日 |
|
