復興支援の特産品を 相馬と小田原の市民が意見交換
福島県相馬市で、朝市の開催などで被災地復興支援を行う「NPO法人相馬はらがま朝市クラブ」の高橋永真理事長ら3人が先月23日、相馬市の支援を続ける小田原市を訪れた。加藤憲一市長を表敬訪問したあと、市民との意見交換の場がもたれ、震災後市内の産業の50%が停止状態にある相馬市の現状説明や、復興に向けての具体的な意見が交わされた。
会には小田原の森による被災地支援を目指す「報徳の森プロジェクト」関係者など市内の有志ら17人が参加。同クラブの石井弘二副理事長は「小田原の力を得て、震災というピンチから生まれたといえるような相馬の特産品をつくりたい」と意気込みを語った。同クラブでは二宮尊徳ゆかりの地から材料を集め、相馬で加工品を生産する予定。