提灯と間伐材のコラボ 小田原らしさ一脚に 城北工高生が木製ベンチを寄贈
伝統工芸品「小田原提灯」をモチーフに、小田原城北工業高校の生徒が制作した木製ベンチ4脚が、小田原市に贈られた。班長の君島翔太君(写真右から2人目)と安藤裕輔君(同3人目)、荒井比呂君(同4人目)は2月22日に市長室を訪れ、加藤憲一市長に直接寄贈。市庁舎と小田原城、清閑亭に設置され、小田原らしさの演出に役立てられる。
木製ベンチは同校建設科の課題研究の一環として、3年生8人が中心となって制作した。昨年寄贈したものと異なり、今回は地元の間伐材を活用。これまで利用していた輸入材と比べ「節の部分が固く、加工が特に難しかった」と、君島君は振り返る。安藤君は「木の香りがよく、印象的だった」と話している。
高校3年間の集大成に、地域の特性をデザインと材質の両面から生かした木製ベンチ。メンバーの中には、将来大工や建築家を目指す生徒もいる。