小田原版 掲載号:2012年3月3日号

片浦“食とエネルギーの地産地消”プロジェクトに参加する

鈴木 篤史さん

市内根府川在住 33歳

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人と笑顔を呼び戻したい

 ○…参加のきっかけは地元の市議からの誘いだった。2010年に母校の片浦中学が閉校。「ショックだった。中学がなくなることで、人とひととのつながりがなくなり、地域への愛着もなくなってしまう」という危機感があった。プロジェクト発足前から、高齢化する地域農業、仕事を求めて片浦を離れる若者を目の当たりにして「若い人たちが中心となり地域のつながりを密にすることで片浦を盛り上げたい」と思っていたという。

 ○…昨年の東日本大震災の発生は、自然エネルギーや自給自足の生活に注目を集めた。農業を営む親せきの姿に影響を受け「自給自足には震災前から興味を持っていた」。自分でも「作る・育てる・食べる」というプロセスを経験してみたかったそうだ。自身に畑仕事の経験はないが、プロジェクトで開催するワークショップでは、火おこしからあと片づけまで、裏方として積極的に立ち働いている。

 ○…根府川生まれ根府川育ち。小学校ではミニバスケット、中学ではサッカー部のキャプテン、大学ではバスケサークルと体を動かすのが大好き。2003年には住民同士の交流を目的に、サッカーチーム「片浦FC」を結成、現在はフットサルチームに形を変えて活動している。「人やモノに溢れる都会は自分に向いていない。青い海や山の緑、片浦の景色を見ている方が心が落ち着く」と地元への愛を語る。

 ○…休日や空いた時間の楽しみは趣味のランニング。育った場所の良さを再認識する機会になった。「片浦の人たちはあたたかい。軒先で洗濯物を干しているおばあちゃんや、子どもの頃の自分を知る人に声をかけられるのが嬉しくて」と笑顔を見せる。走りながら目に飛び込んでくる片浦の自然を「子どもたちに覚えていてほしい。そして外に出ても戻ってきてほしい」。見据える未来には、人と笑顔にあふれる、かつての片浦の姿が映っているのか。
 

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